♯022 「1億総活躍」

  • 2015.10.27 Tuesday
  • 11:45

“総活躍+○○…”の○○に正解の言葉を入れてください。

♯022 「1億総活躍」



ねっ、季節も過ぎたというのにボウフラのように、またまた上滑りな言葉がわいてきましたね。この前は、「地方創生」でした。わけわからん!と言い捨ててしまいたいのですが、それでは揚げ足取りになりませんから、ちょいと突っついてみることに。

1億総活躍は、1億と活躍を総で結びつけただけのことで、1億総と総活躍に解剖できます。で、1億総は、日本の総人口は約1億2千万人だから、2千万人以外の総てということです。これはすぐにわかることで、わたしは2千万の側にいることにして。
さておき、総活躍のほうです。活躍という単語は、ただの名詞(めざましい活動をすること。大いに手腕をふるうこと。/広辞苑)で、どれだけでかい声でカ〜ツ〜ヤ〜クー!と叫んだところで「それが、どうした」としか応えようがありません。これが1億総活躍の本質そのものであり「それが、何なの?活躍しろと、指示するの?」となるわけです。

名詞には、何らかの動詞や助詞などを付け加えることで、はじめてメッセージ力のあるフレーズとして機能します。“活躍”+“する・しない・できる・できない・して欲しい・しないで欲しい”といった具合にです。
多くの人は素直に“総活躍+できる”と、相手に都合が良いように解釈して「この政策でわたしも活躍できる世の中になるんだ」と明日への期待を抱くのでしょうか。
1億総活躍という言葉は、だらだらと漢字をつなげただけで、期待するような社会にします、などと何も約束もしていません。同じ漢字5文字の本日大安売と謳うスーパーの売り文句のほうが、はるかにわくわく期待できそうです。

近ごろ、政治に軽はずみな言葉があふれていると思いませんか。1億総活躍の前には、女性の活躍がありました。あの言葉は何処へやら。もう女性は、“活躍+しなくてもよい”ということ?
三本の矢があったかと思えば、新三本の矢ですって。前の矢はすぐに古くなってしまい使い物にならないのか。材質が悪かったのか、や〜ね。下手な矢でも数打ちゃ当たる程度の中身なのでしょうか。。地方創生もいつまでのことやら。

そうそう、1億総活躍という言葉に期待して、“活躍+できる”とした思考に対して、わたしは、○○○…に“すれば〜”という言葉を入れて精一杯の応援をいたします、ねっ。


 
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