♯031 「働き方改革」

  • 2017.03.17 Friday
  • 18:49

もう、サボれなくなる改革。

 



♯031 「働き方改革」

かつて“サボる”*という言葉が、否、行為がありました。
自らの労働に対する賃金が不当に安価なために、支払われる額に見合っただけの労働を提供するという、労働者のささやかな抵抗、否、働き方であったわけですが。
なのに、こうした合理的な働き方を改革しようという不届き者が現れてきました。
労働者の“サボる“権利?を剥奪しようということのようです。

聞くところによると、既にサボれない状況は現実になっているという。
宅配便のクルマはGPSで監視されており、従業者の動きはバッチリお見通し。
夏の暑い日、公演横の木陰にクルマを停めてひと休みなど、昭和のノスタルジックなのです。
事務職だって、首からICカードなる物を下げさせられて、出勤・退社、部屋の出入りまで把握され、時間を無駄遣いしていないか管理されているわけでしょ。
労働者の唯一の特権であった“サボる”というスリル、否、モチベーションはどうなってしまうのか気がかりです。
長時間労働をなくし生活にゆとりをもたらすためにという詭弁の下に行われようとしている「働き方改革」。

待てよ!
人件費の抑制こそが利益につながると考え、“サボる”という言葉の意味をあえて“怠ける”と捉えたがる経営者、雇用者の考え方を改革することこそが重要ではないのか。
彼らの意識改革こそが、いま求められていはずです。

労働者は、“サボる”ことで、英気を養い、創造性を豊かにし、労働生産性を高めているのです、よね。
まっ、労働に値する賃金を得られる改革なら受け入れてもいい、否、経営者の本音を隠す言葉に騙されてはいけません。サボれなくなりますから。

*サボる:サボタージュ(労働組合の争議戦術の一つ。職場にはつくが、仕事の能率を下げて経営者に損をさせ紛争の解決を迫る方法)する。俗に、怠けること/岩波国語辞典


 

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