♯037 「責任」

  • 2019.11.04 Monday
  • 18:43

 

あなた、おしおきよ。

 

 

♯037 「責任」

 

 

あまりにも耳にする機会が多くて、つい馴れっこになってしまった言葉がありますね。

臆面もなく「任命責任は、わたしに……」とか、「説明責任を果たして……」などといった、いずれも政治の世界でのさまざま。でも責任その後がありません。口にするのは誰だってできる。責任という言葉は、シャボン玉のように軽かったのでしょうかね。

 

「責任」とは、政治、道徳、法律の観点から非難されるべき責(せき)・利(とが)。*1と、道徳的にも意味の深い言葉です。

不始末、失敗に基づく損失や制裁(を自分で引き受けること)。*2ともあります。

責任を取り、責任を果たす、ということには何らかの制裁がセットになっているんですよ。そう、おしおきが待っているはずです。が、どなたも受けた様子はない。言いっ放しでも許され、後はうやむや。で、また同じ言葉を聞くことになる。まちがいない。

 

まてよ、かつてわたくしは植木等先生から、無責任の素晴らしさを徹底的に叩き込まれました。で、追及されたら「こりゃあ〜、また、しっつれいしました」で済ませばよいことを。

だから、「いや〜任命しちゃったのは、あたしですがね、こりゃあ〜、また、しっつれいしました」と開き直れば、支持者の方々は「いや〜、まいった。まいりました」と笑顔で許してくれるはずです。それが責任を果たすことになる…わけないでしょ。

 

無責任男は、昭和のノスタルジー。責任があるのは、そうした政治家を選んでしまい、言動に鈍感で、問題とも受け取っていない側にあるといえそうですよ。

政治に関心を持たない、権力者の言動を注視しない、これこそがいちばんの無責任ですから。いつか忘れたころに、歴史的なおしおきが待ち受けているかも。

 

  • 1:『広辞苑』
  • 2:『新明解国語辞典』
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