♯018 「主人」

  • 2015.05.24 Sunday
  • 10:26


主人は、主婦の夫で、主婦は、主人の妻

♯018 「主人」

「お帰りなさいませ、ご主人さま」とは、メイドカフェの客を迎える際の言葉とか。これはこれとしても、妻が日常的に「うちの主人は、云々」という使われ方が多いことに、わたくし違和感を拭えないでいたのです。だって、「主」に対しては、「従」が伴うわけで、夫が「主」ということは、妻であるあなたは「従う」立場である。この認識のもとに、「うちの主人」と言っているんですよね。などと突っ込みたくて仕方がなかったのです。

妻と夫の関係性は、他人にとやかく言われる筋合いのものではないわけですが。

「主人」の反対語を大辞典で引いてみました。まず、「客人」とあります。なるほど、順当ですね。次に、主人に仕える立場の「奉公人」です。
そう、ここんとこなんです。夫を「主人」と言う妻は、「奉公人」であるという関係性のことを理解して「うちの主人」と言っているのか。ということなんですね。
じゃ〜、夫のことをどう言えばいいのか。「うちの夫は、云々」でいいのではありませんか。ほかには、つれあい、ダンナ、宿六、すっとこドッコイ、こん畜生などが取り揃うわけで。どれも主/従の関係性は表わしていませんよね。

「主人」の反対語には、もうひとつありました。「主婦」です。ほほう、「主婦」視点からの夫は、「主人」でいいというわけです。確かに、『広辞苑』にも、一家の主、自分が仕えている人。ほかに、妻が夫を指していう称、とあります。
へ〜ぇ、そうなんだ〜。
じゃ〜「主婦」の意味は?一家の主人の妻で、一家を切りもりしている婦人。
女あるじ。…と、『広辞苑』。なんだか禅問答のようですね。

さておき、「うちの主人は、云々」は、主と従の関係性を示しているようで、わたくし違和感が拭えないのでありますよ。ご主人さま。


 
コメント
コメントする








    

calendar

S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< May 2019 >>

言葉の揚げ足取り

近ごろ気になる言葉遣い。 よしときゃいいのに、お節介。

selected entries

categories

archives

recommend

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM